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平成29年・38週~後天性免疫不全症候群~

今週の注目疾患   平成29年・38週(9月18日~9月24日)

【後天性免疫不全症候群】
2017 年第 38 週に県内医療機関から 2 例の後天性免疫不全症候群の届出があった。
後天性免疫不全症候群は、感染症法において 5 類全数把握疾患に分類され、千葉県では 2017 年第 38 週までに、38 例の届出を認めている。
内訳は HIV 感染者が 28 例、AIDS 患者が 10 例であり、診断時に既に AIDS 発症のある、いわゆる“いきなり AIDS”といわれる症例の割合は 26%であった。
2006 年 4 月から 2017 年第 38 週までに千葉県内医療機関から届出られた後天性免疫不全症候群は合計 643 例(HIV 感染者 386 例、AIDS 患者 257 例)あり、届出数の年次推移はほぼ横ばいである。
届出に占める AIDS 患者数の割合も 2006 年から 2015 年まで横ばい傾向が続いていたが、2017 年は 2006 年以降初めて 30%を下回っている(図 1)。外国籍の症例は 73 例あった。
2006 年以降、届出例の年齢分布や男女比は年次によって若干異なるものの、年齢分布や男女比が一定の傾向に変化しているといったことは認められていない。
HIV 感染者の年齢分布は 20 代をピークとし、AIDS 患者は 30~40 代にピークを示す(図 2)。
年齢中央値は、HIV 感染者が 34 歳(範囲19-75)、AIDS 患者は 43 歳(範囲 18-91)であった。
性別では HIV 感染者は男性 340 例、女性46 例で男性の割合が 88%であり、AIDS 患者は男性 223 例、女性 34 例で男性の割合が 87%であった。
推定感染原因・感染経路(重複あり)について、HIV 感染者は同性間性的接触による感染が 53%、異性間性的接触による感染が 34%であり、その年次推移は図 3 のとおりである。
HIV 感染の早期発見のため、県では、保健所において無料・匿名・予約制で HIV 検査を実施しており、11 月 26 日(日)には市川健康福祉センターにおいて予約不要の休日街頭 HIV 検査を実施する。
今後も感染していることを自覚できていない方にも検査を受けていただくよう検査機会の提供を継続する。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月27日更新)
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